委員長あいさつ
今、教職員の働き方が大きく注目されています。
「いい授業をしたい」「子どもときちんと向き合いたい」「健康でいきいきと働きたい」という先生方の願いを実現するために、「教職員を増や、長時間労働を減らす」運動を前進させます。
組合の存在意義や活動の成果をすべての教職員に発信し、「みんなで入ってみんなで守ろう」を合い言葉に組合の仲間を増やす活動に全力で取り組みます。
組合員の声が組合活動の原動力です。どうぞ各支部・本部に声を届けて下さい。
ともにがんばりましょう。
沖教組のとりくみ
- 給与・労働条件に関する交渉
- 私たちの給与や休暇などの権利は、組合と県との交渉により決定します。組合は県内の全ての教職員が安心して教育にとりくめるように粘り強く交渉に取り組んでいます。
- 教育環境に関する陳情
- 30人学級の実現や教職員定数増に関する制度改革には、議会・議員の皆様への理解が不可欠です。そのため、様々な場面で教育現場の声を届ける活動を行っています。
- 人事異動に関するとりくみ
- 人事異動は、教職員にとって今後の生活を左右する重要な事柄です。そのため熟考し判断するための材料を提供するようとりくみを進めています。是非、ご相談ください!
沖教組組織図
総務部 | 賃財部 | 情宣部 | 教文部 | 組織部 | 法政部 |
女性部 | 青年部 | 事務職員部 | 養護教員部 | 栄養教職員部 | 幼児教育部 | 臨時教職員部 |
沖教組の歴史
沖教組は敗戦後の混乱の時代に、子どもたちの将来のために立ち上がった教師たちによって、結成された「沖縄教職員連合会」に始まります。その後、「沖縄教職員会」として焼け野原だった学校に「戦災校舎復興運動」を通して教科書や教育備品の受け入れをし、戦後の教育に力を注いできました。また、米軍占領下で植民地教育を許さないために「教育基本法」をはじめとする「教育四法」を立法化させ、復帰のめどが立たない時代に「日本国民」としての教育の指針を確立しました。さらに、祖国復帰運動の中心的な役割を果たし、戦後初の主席公選では、当時の教職員会会長の屋良朝苗先生を当選させました。その後1971年に「沖縄県教職員組合」として労働組合に発展移行し、現在に至っています。
その間も、私たちは、子どもたちの健やかな成長を願い、「学習権の保障」「わかる授業」「楽しい学校づくり」をめざして、平和と民主教育の確立のため努力してきました。さらに日教組に加盟し、「教え子再び戦場へ送らない」を基本理念とし沖縄県の子どもたちの未来を創造するため活動をしています。
国・県・市町村への要請
要請先 | 交渉・協議 | |
---|---|---|
○○小中分会 | 管理職 | 管理職 |
○○支部 | 市町村議会 | 市町村教育委員会 |
沖縄県教職員組合 | 沖縄県議会 | 沖縄県教育委員会 |
日本教職員組合 | 国会 | 文部科学省 |
平和教育のとりくみ
「教え子を再び戦場に送るな!」
永遠のスローガンです。戦前、自分の教え子たちを、結果として戦争に駆り立ててしまったことへの後悔の念が込められています。今、もう一度、この言葉の重みを感じ、「2006教育基本法」「特定秘密保護法」「有事関連三法」「集団的自衛権の行使」などについて考えてみませんか?
広島平和交流の旅
青年部が平和・人権・環境・共生について学習を深めるために、広島において平和学習の旅を行っています。1999年に始まったこのとりくみは、2018年で19回目を迎えます。日本国憲法をめぐる社会情勢がますます激しさを増す中、沖縄と広島に暮らす若い教職員がともに平和について思いをめぐらせ、これからの平和教育について語り合い、教育実践に役立てるための旅です。
ピースサイクリング
2002年より高江・辺野古においてピースサイクリングを開催しています。2018年で16回目を迎えます。世界各地で起こっている紛争などの平和的な解決を願うとともに、県内や国内での戦争へつながるすべてのこと、とくに高江ヘリパッド建設と辺野古新基地建設に強く反対し、サイクリングを通して、基地のない平和な沖縄の実現をアピールする機会となっています。
他団体との連携
連合沖縄や沖縄平和運動センター、市民団体などと連携をし、憲法を守り、平和な世界をつくるために学習会や集会街頭行動などに参加しています。