沖教組本部が入居する久茂地の教育会館は、今年で築65年を迎えます。建築当時は、周りに3階建ての建物は少なく、屋上からは泊港や波の上まで見渡せていたそうです。しかし、経年劣化と土地所有変更等により大道に移築を行うことになりました。一般財団法人沖縄県教育会館による評議委員会において、大道への移築や建築見積提示、事業計画説明等を経て5月30日に地鎮祭の運びとなりました。6月中は磁気探査等を行い、本格的な建設工事は7月から始まり完成は2021年4月を予定しております。
現在の教育会館は、教育環境の改善を求める運動や沖縄の復帰闘争の拠点となっており、戦後沖縄を牽引した場所でもありました。『戦後沖縄の歴史の舞台がまた一つ姿を消す。』との寂しい思いもありますが、これからも新会館が沖縄県の教育や子どもたちの健やかな成長と平和教育のための会館として発展していけるようとりくんでまいります。