沖縄県教職員組合

2021年度挨拶お知らせ

 2021年度がスタートしました。4月は各職場で新職員や児童生徒をはじめ、多くの人との出会いにドキドキわくわくする新学期スタートです。
 昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大により「休校」からのスタートのうえ、授業が始まってもマスク・手洗い・手指消毒・体調管理、さらに教材教具や教室内消毒と神経をすり減らすような年度の始まりとなりました。それが約1年も続き、今なお収束をみせない状況です。また、コロナ禍で各種の学校行事や対外的な大会、イベントが中止または延期、実施の場合も規模縮小・参加者制限となり、子どもたちの楽しみにしていた行事がなくなったことでの悲しみや思い出づくりができないストレス等で、多くの児童生徒・保護者・教職員が心を痛めています。
 今年こそは、感染予防対策をしっかりしてコロナに負けず、例年のような楽しい学校生活を送りたいものです。
 さて、そのような学校現場の状況の中で、教職員の業務は一段と多忙化を極めています。「働き方改革」が言われながらも一向に減らない仕事量。新学習指導要領の本格実施に伴い「特別の教科道徳」の実施や小学校への外国語(英語)の教科化。ICT教育の推進と新たにGIGAスクール構想による児童生徒一人ひとりへのタブレット配布・活用等々。時代に合った新しい教育のとりくみとして導入されていますが、学校現場では仕事は増えるばかりで、これまでのとりくみがなかなか精選・削減できないままです。加えて、教職員評価システムの弊害も生まれパワハラの増加も伝わってきます。
 このような教職員の悩みに耳を傾け解決へと力を発揮しているのが、組合(沖縄県教職員組合=沖教組)です。古くから言われ、言い尽くされている言葉ですが「みんなは一人の為に、一人はみんなの為に」この言葉が私は大好きです。
 あなたの悩みはみんなも同じ、みんなで助け支え合う。みんなの悩みはあなたも悩む、あなたの「つらい・苦しい」「何とかしてほしい」を沖教組は支えます。
 教職員の多忙化解消と長時間労働を解消し、ゆとりある職場づくりと仲間のつながりを高めるために、全組合員が沖教組加入を呼びかけ仲間の輪を大きくしていきましょう。

2021-2022
中央執行委員長
上原 邦夫
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